プロローグ

キャンペーン「Ring the Bell」

「櫻嵐の先導者」古院 櫻花 プロローグ

「あなたの人生を変えます」 それは天凌学園高等部三年、古院櫻花私の口癖。 舞台前のインタビュー記事、見出しから飛び出すキャッチコピー。 入学当時から一貫する表現の理由。 嘘に塗れたこの世界で唯一の本当を提供する。 それが私の夢であり、この小...
キャンペーン「Ring the Bell」

「悪魔」酒力 どらいぶ プロローグ

鞄にありったけのお菓子を詰め込んで僕達は夜に旅立ったあのときの僕らは確かに月を目指していた高く遠く夜を切り裂く蒼褪めた月光を僕らは掴めると思っていた初めての夜更かしは孤独の味がした                ――――WhatWouldH...
キャンペーン「Ring the Bell」

「阿保坊」鐘捲 成貴 プロローグ

「天」……この世のすべて。金で買えるもの。「凌」……金に代え難いもの。この世にないもの。(鐘捲家百科事典より抜粋)  地上から鐘が響き渡る。 学園塔の頂上で校長が大鐘楼を鳴らす音だ。「坊っちゃま、まもなく学園上空です。着陸のご準備を」 ここ...
キャンペーン「Ring the Bell」

「不屈の作曲家」羽曳野 琴音 プロローグ

 7月、天凌学園夏の定例発表会。 演劇専修科演劇コースの演劇が行われる講堂の中、スタッフ席に一人の女子生徒がいた。 彼女は演劇の様子を心配そうな顔で、ずっと見守っていた。 演劇は多くの拍手と共に終わりを迎えた。 それを聴き、彼女も緊張が取れ...
キャンペーン「Ring the Bell」

「流星の姫君」水流園 星夢 プロローグ

星空。流星群。瞬く光。輝く星々が雨のように降り注ぎ、暗い宙を埋め尽くしていく。人々が空を見上げる。道端で。窓辺で。町の至る所で。それはつかの間の奇跡。人々の祈り・願いを乗せて。その日、空を見つめる少女はいつか私も願いを叶える存在になりたいと...
キャンペーン「Ring the Bell」

「天才の弟」四波平 月張 プロローグ

『神はこの地を捨てたのだ。 人の奏でる音楽は、神たる者らの忘れ形見、残響残滓に他ならない』『たとえ僕の奏でる曲が、神の模倣であろうとも。 それが心を揺らすのならば、その共鳴に真偽はない』『それでも――もう、私の心は音を聴かず、魂は震えず、 ...
キャンペーン「Ring the Bell」

「しゃちちゃん 」盲心の サマエル プロローグ

「海で溺れたんだって」 去年の夏休み前に演劇専修科の星宮ルイちゃんが亡くなった。 溺死だった。 交換留学先で現地の友達と海で遊んでいて波に流されたのだという。 きらきらの髪にまばゆい笑顔が印象的な子だった。 来年は50年に一度の奇跡の年。 ...
キャンペーン「Ring the Bell」

「天凌の陽光」五十鈴 陽乃 プロローグ

 陽乃は私の太陽だった。  昔から何かと要領の悪い私と違って、陽乃は何でも器用にこなした。 勉強や運動は勿論、従来の性格の良さから陽乃は常に人々の輪の中心に居た。 その背中をずっと見てきた私。同じ肉体を持ち、同じ景色を見続けている・・・・・...
キャンペーン「Ring the Bell」

「神様ちゃん」至神 かれん プロローグ

■プロローグ、の前に 至神かれんが自死を決意したのは、中学三年の十二月も半ばに差し掛かった頃だった。 理由は大したことではない。何か劇的なきっかけがあった訳では無い、と本人は自認している。 肉体に怪我を負ってはいない。そんな物があったとして...
キャンペーン「Ring the Bell」

「神出鬼没の子狐」飯綱 千狐 プロローグ

「おかーさん、片付け終わったよ」「よしよし、いい子ね。今日は午後から新しい変化の術を教えるから、お昼ごはんまでは自由にしていいわよ」「はーい」あの日はうららかで暖かい、春の日だった……と思う。「うーん、いい天気。こういう日はぽかぽかおひさま...