返信先: ロール練習場

#1154
アバター画像天龍寺 あすか
参加者

ワタシ、古典SF好きなのよね‥

『流れよ我が涙、と警官は言った』

フィリップ・K・ディックの傑作ね。
遺伝子操作を受けた新人類であることを隠してマルチタレントとして活躍していた男が、ある日世界中から忘れ去られて「存在しない男」になってしまう‥

自己とは何か?
何によって自己は定義されるのか?

‥悲しみを知らない新人類は何処へ行くのか?一読の価値ありよ!

『ようこそ地球さん』

星新一の、奇想天外にして卓抜なアイデアをとりまぜて描いたショートショート‥
といっても、星新一はほとんどがそうだから凄いわよね。
ただあくまでワタシの感覚では、『ようこそ地球さん』はややパンチが弱い印象ね‥
前年に自選短編集にして傑作の『ボッコちゃん』が出ていて良作はそっちに吸われた感じ。星新一を読むなら
『未来いそっぷ』
『きまぐれロボット』
『午後の恐竜』の方がおすすめよ!

『世界の中心で愛を叫んだけもの』

ハーラン・エリスンの代表作ね。
エヴァンゲリオンの最終回『世界の中心でアイを叫んだけもの』の元ネタ
片山恭一の『世界の中心で、愛をさけぶ』の元ネタとしての方が有名かしら。

エヴァ?見たわよ?
名前一緒な子がヒロインって聞いたから!
ただまぁ、それが理由で勧めた男子は締めておいたわ。

ちなみにエヴァの最終回、企画段階のタイトルは『たった一つの冴えたやり方』だったらしいわ。ジェイムズ・ディプトリーJrの傑作ね。
『世界の中心で、愛をさけぶ』も元は『恋するソクラテス』だったらしいけど‥それじゃあ売れなかったでしょうね。

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』

フィリップ・K・ディックといえばこれでしょう!映画『ブレードランナー』の原作。

映画と原作は登場人物や設定、物語の展開、結末が違うからほぼ別物だけど‥ワタシは両方好き。
でもあえて言うなら映画の方が好きかも。

当時のSF映画にありがちだったクリーンでハイテクな未来都市のイメージをぶっ壊して、環境汚染にまみれた酸性雨の降りしきる、退廃的な近未来の大都市イメージを作り上げたセンス!

‥高い知能を持ちながら感情移入能力に欠けた人造人間たちも好きよ。

だからこそ

「俺はお前ら人間には信じられぬものを見てきた。オリオン座の近くで燃えた宇宙船や、タンホイザー・ゲートのオーロラ。そういう想い出もやがて消える。時が来れば、雨の中の涙のように……。その時が来た」 

これが響くのよね。

ワタシのおすすめはこんなところ。
今回発表した作品もここから着想を得ているの。
技術が発達していないからこそ想像で補ってきた古典SFの世界は雄大にして奇妙。不思議な感覚に浸れること請け合いよ!

(嘘である。)
(天龍寺あすかは別にSFを好んではいない。)
(時代小説もファンタジー小説も古典SFも、等しく上質な文章である。)
(取り上げた書籍は8歳のときに読んで以来開いたことはない。)
(一文字違わず記憶しているので特に問題はない。)
(余談であるが、クラスメイトにエヴァを勧められて直ぐに視聴したのは、『勧めたものを本当に見てくれると凄く嬉しい』という一般論に基づいた打算的行為である。)
(当時のクラスメイトに勧められたM-1グランプリと同時に視聴をした。)
(くすりともしなかったが、アスカという少女の顛末には僅かながら眉を顰めたという。)

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